元町から諏訪山公園方面への坂を上がると、「山荷葉」という懐石料理のお店があります。
2011年にミシュラン2つ星を獲得された名店です。

私が神戸のライブハウスで歌っていた時に出会ったお客様から、
「普段、BGMのないお店で、JAZZをしていただけませんか」とご依頼を頂きました。
新しい事、挑戦が大好きな私としては、二つ返事で承りました。
お客様の行きつけのお店だった山荷葉にPAを持ち込み、春と秋に演奏をさせて頂く事になりました。

20名様の席に、お客様のお食事のペースにあわせて、旬の食材のお料理を一皿ずつお出しする懐石料理。一時間半かけて、ゆっくり味わいます。

季節の花が生けられ、茶道の師の書の掛け軸
清潔感あふれる店内は、和風だしの深い薫りが立ちこめ、五感を刺激される空間です。

食事の前後に45分2ステージ、ギターの大野こうじさんと
季節にあった選曲で、ほとんどリハーサル無しで即興演奏です。
できるだけ、生の声、音に近い環境で、
繊細な表現を、真近に感じて頂きたく、いい緊張感で臨んでいます。

生演奏のJAZZがある事で、料理がより一層美味しく感じられ、
料理が有る事で、JAZZがより豊なものになる、
私も大野さんも、お客様と一緒にお食事を頂くので、確実に身も心も満たされています。
そんな、他にあまり無い企画をお送りしています。

神戸でJAZZを歌っていたからこそ、頂いたご縁です。
お店の方々も、お客様が楽しんでおられる表情を見て喜んでおられ、
即興音楽そのものも楽しんで下さっているご様子で、嬉しい時間です。

穏やかで、幸せな気持ちになる、時空間が生まれ続けています。
神戸の旬の食材とJAZZを楽しみに、足を運んで下さる方が
増えますように♪

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宇根崎緑

 私事ですが、約5年続いているラテンジャズバンドで、年頭に「今年はCDを作ろう」と決めたのに、10月も下旬の今、まだ完成していません。

 いえいえ、もう完成目前なのですが、それだけCDを 作るのが大変なんだと思い知りました。

私達のバンドはギター フルート ピアノの異色な楽器編成にこだわったトリオで、5年続けるうちにオリジナル曲と既成の曲でもオリジナルアレンジで演奏する方向になってきました。CD にも私のオリジナルを4曲いれたのですが、今回は曲を作ることについて少々書いてみます。

 ミュージシャンの中には多彩な方が多く、全曲オリジナルのCDを 作ったりしている人が私の周りにも数人います。私の場合は、全く才能が無いというか、バンドを組むまでは作ろうという気もおこらなかったのです。

でも、この変わった編成のバンドに合う曲を探し、こんなイメージ、あんな感じと妄想にふけりながらアレンジをしていたある日のこと…

近所のコープで夕食の買い物をしていたら、BGMでギターが軽やかにリズムをきざんでいるのが耳に入りました。その時、夕食のメニューより良いフレーズが浮かんできて!!

何も買わずに家に直帰!数時間で出来上がった曲が私のオリジナル1作目です。この曲はノリがよく、初めて聴いていただく方にも好評をえています。

 これに調子づいて次作をと、チャレンジしかけたのですが、どうもカッコつけすぎるのか上手くまとまりません。いい感じのフレーズやリズムパターンができても、つなぎがチグハグで綺麗に流れないというか・・・。

 リハで何回かマイナーチェンジしてやってみても完成にいたらず1年過ぎた頃、ある本で「一つのアイデアに固執せず、たまには勇気をもってバッサリ捨ててみよう」という言葉を見て、捨てる気分になりかけたある雪の日…

我が家は雪の時、家の前が必ず凍結して一歩も外出できません。今日はピアノの部屋にこもって曲作ろうと決心したら、つなぎの部分に今までにない良いアイデアが浮かんで完成したんです。

 なので、この曲は「ディア デ ネイベ」。スペイン語で「雪の日」とネーミングしました。

 数時間でできる曲もあれば、1年かかった曲もある。

 CDのラストには、曲の最後の部分で全員が合唱するサンバの曲を入れようと決めていましたが、その曲にいたっては3ヶ月前から準備してたのに、録音の前日まで修正するありさまでした。

 あああ~~~、曲を作るって本当に大変!

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長井美恵子

みなさまこんにちは。
歌・正木麻衣子&ピアノ・梅田望実の『トンボDuo』です。

前回から楽しみにして下さっていたみなさま。
お待たせいたしました!
宗清洋さんの登場です。
全国に根強いファンを持つトロンボーン奏者、宗清先生に、
ジャズと歌謡曲、そしてその関係に注目し結成された『J.J Twins』についてお話し頂きました。
音楽人生についても触れて下さって、私たちも興味深くお聞きしました。
それでは、さっそくお届けいたします♪

◆ジャズ、そして、歌謡曲との出会いを教えて下さい。

気がつけば、半世紀にも及ぶ音楽人生。
人生の応援歌とか人は言いますが、まさにその通りでした。
戦後どっと入って来た外国の音楽と日本の歌謡曲が、同時にラジオから私の耳へと流れてきました。
当時の私は、これらの音楽を区別する事なく好んで聞き、口ずさんでいた様です。
美空ひばりとグレンミラーは戦後を代表するサウンドではないでしょうか。
十代に色んな音楽と出会い、より一層、音楽に興味を持ち、プロの世界に入りました。
数多くの人々と出逢い、多くの事を学び、これらは私にとって貴重な財産となりました。

◆ジャズと歌謡曲をコラボレーションしてみようと思われたきっかけは何ですか?

ふとしたきっかけで「星は何でも知っている」と「ワークソング」との特長のあるストップリズムのテーマに気付き、
二曲をジョイントして見たわけです。
それから色々と種を探し、レパートリーを増やしました。
昭和歌謡の特長は、服部良一に代表される、外国の音楽をベースにした曲作りだと思います。
ブルース、ブギウギ等、大変特長の有る作品は、アメリカのジャズとの接点も多いと感じます。

◆これからのJ.J Twinsについてお聞かせ下さい。

時代と共に、新しい音楽がどんどんと生まれて来るけれども、印象に残る名曲はなかなか見当たりません。
長く歌い継がれた曲には、それなりの良さがあります。
例えば映画音楽などは、音楽の方が有名になり過ぎたことも多々ありました。
今後の選曲にあたり、古いものばかりにはこだわらず、新しい素敵な曲も取り上げてみたい。
これまで取り上げて来た曲では、昔の名曲を若い年代の人にも親しんでもらい、
年配の人には思い出に浸ってもらいました。
これからの曲はその逆で、年配の人にも楽しんで頂ける最近の曲を取り上げて、皆様に聴いて欲しいと思います。
J.J Twinsの新曲を期待して下さい。

。。。。宗清先生、ありがとうございました!

ラジオから流れて来た音楽は外国も日本も関係なくて、それらが人生の応援歌となった。
宗清先生の音楽を愛する姿勢が、この一言に大事に詰まっているように感じました。

こんなことを書くと、「いらんこと言うなよ」と叱られてしまいそうですが、
アローのスクールでお会いする先生は、毎日練習を重ね、真摯に音楽と向き合っていらっしゃいます。
先生のそんなお姿に、私たちもいつも心の帯を締め直す思いがします。

先生の背中はあまりにもでっかいので、見上げてばかりで首が痛くなりそうですが、
素晴らしい先輩とご一緒させて頂けることに感謝し、トンボDuoもますます羽ばたきたいと思っています。

宗清先生がリーダーを務めていらっしゃるアロージャズオーケストラでも、
『J.J-standard』として、ジャズと日本の曲のコラボレーションをビッグバンドで演奏されています。
これまで2枚のCDを発売しています。
そして、なんと3枚目はアニメソングを取り上げるそうです!
2013年3月に発売予定とのこと。
楽しみですね。

みなさま是非、宗清洋さんのあたたかな音色を生演奏でお楽しみ下さい。
ライブハウスでお待ちしております。

・・・・・その5につづく♪

◆宗清洋(むねきよひろし)
ジャズトロンボーンプレイヤー
アロージャズオーケストラ バンドリーダー

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広島県出身。
1956年よりプロとして活動。
1959年 23歳の若さで結成2年目の「北野タダオとアロージャズオーケストラ」のメンバーとして入団。

その間、1969年には原信夫とシャープス&フラッツのゲストプレイヤーとして、
ニューポートジャズフェスティバルに参加。
NHK「世界の音楽」のトロンボーン紹介編のソリストとして出演。
バディ・リッチオーケストラの来日公演に参加。世界的アレンジャー、ギル・エバンスオーケストラの日本トップ演奏家を集めたレコーディングにも参加する。
また、エラ・フィッツジェラルド、クリス・コナー、ジュン・クリスティ、
ジョン・ピザレリ、ディジー・ガレスピー、ハンク・ジョーンズ、その他多数の
内外ミュージシャンと共演。
ジャズ専門誌スイングジャーナルの人気投票では、40年間上位にランクされる。
大阪音楽大学ジャズ科講師として15年務める。

2000年 尼崎市民芸術賞を受賞。

2008年 アロージャズオーケストラの創設者・北野タダオ氏の引退に伴い、新リーダーに就任。

◆アロージャズオーケストラ ホームページ
http://www.arrow-jazz.co.jp/ajo/
◆『J.J standard』情報
http://www.sound-c.co.jp/special/jjs/03/cd.php

♪『トンボDuo』 ライブ情報♪
「マイコとノゾミのお気楽音楽トーク」連載記念ライブ
コラムの内容に触れながらお届けする、実践ライブを企画いたしました。
詳しくは「NEWS & TOPICS」をご参照ください。

みなさまこんにちは。
歌・正木麻衣子&ピアノ・梅田望実の『トンボDuo』です。

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この度、「トンボデュオ」から「トンボDuo」に、ちょっぴり改名いたしました。
少しハイカラになりました。

「その2」から、しばしご無沙汰しておりました間に、猛暑もようやくおとなしくなって、
秋の気配がやってきましたね。
みなさま、お元気ですか?

今回のテーマは『ジャズと歌謡曲』
どうぞ、懐かしいお気持ちで、いつものようにお気楽にお付き合いくださいませ。

日本の音楽家たちは、ジャズと出会って「なんてステキな音楽が海の向こうにはあるんだろう」と感激し、
それをググっと自分たちの方へ引き寄せて表現するために大きく二つのことをしました。

一つ目は、英語詞に日本語詞を付けること。
「リンゴの木の下で」や「サイド・バイ・サイド」「私の青空」など、
美しい日本語の詞が生まれました。

二つ目は、歌謡曲。
ジャズのコード進行や響きを引用し、これまでの日本音楽に新しい風を吹き込みました。

この二つ目に着目されて、素晴らしいトロンボーン奏者であり、そして、現アロージャズオーケストラのリーダーである
宗清洋さんが、「ジャズと歌謡曲のコラボレーション」を企画されました。
その名も「J.J Twins」
そう、ジャズとジャパニーズの双子ちゃんです。

宗清先生とJ.J Twinsでご一緒させて頂き、5年。
先生の繰り出されるミラクルアイデアに感激しっぱなしです。

例えば・・・
名曲「ワークソング」と、平尾昌晃さんの「星は何んでも知っている」
J.J Twinsでは基本、ジャズはインストゥルメンタルで。歌謡曲に歌が入ります。
これが交互に出たり入ったりするのです。
まず、宗清リーダー率いるバンドで、「ワークソング」の演奏がはじまります。
2コーラス演奏したところで、歌が「星はなんでも知っている~♪」と入ってくるワケです。

ある日のライブで、私が歌い出したとたんに、最前列のお客さまがズベっとずっこけられました。
そりゃぁ、びっくりしますよね!
ウフフ。
でも、このコラボレーションがとっても楽しいんです!
そして、美しいのです。

みなさまも、ワークソングのメロディーとリズムを思い浮かべながら「星はなんでも~」と歌ってみてください。
いかかですか?
不思議なフィット感でしょう?

ずっこけたお客さまも、満面の笑みでとっても楽しそうに聞いてくださいました。

そう。 新鮮さに驚かれたり、懐かしさに思いを馳せたりして、
お客さまが笑顔になって下さるのが何より嬉しいユニットです。

他にも・・・
「Memories of You」と、ペギー葉山さんの「爪」
「Someday my Prince will come」と、坂本スミ子さんの「夢で逢いましょう」
「These Foolish things」と、ザ・ピーナッツの「大阪の女」
などなど・・・

歌詞にちなんだ言葉遊びバージョンとして、「ブルームーン」&「月がとっても青いから」なんて、
かわいいレパートリーもあります。

トンボDuoのライブでも、J.J Twinsの曲を演奏させて頂いています。
お客さまからリクエストを頂くほど、トンボライブでも定番となりました。
これからも大切に演奏して行きたいです。

なんと!
次回『その4』では、宗清洋先生がご登場くださいます。
ジャズと歌謡曲についてお話し頂きます。

どうぞお楽しみに。

・・・・・・・その4につづく♪

◆『J.J Twins』
2008年、ジャズと歌謡曲のコラボレーションを主に結成された、
宗清洋と正木麻衣子のユニット。
ライブ情報はこちら。
http://utamaiko.com

◆正木麻衣子1st CD 『そよろ』 
J.J Twinsより、「星は何んでも知っている」「港が見える丘」を収録。
http://artist.cdjournal.com/d/-/4110110621

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みなさまこんにちは。
歌・正木麻衣子&ピアノ・梅田望実の『トンボデュオ』です。

 お待たせいたしました。前回に続いてお気楽音楽トーク(その2)です。
 今回は大好きな映画音楽やミュージカル音楽に触れたいと思います。

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 ひとえに映画・ミュージカル音楽と言っても、その歴史には紆余曲折があったようですが、ここではタイトルの通り、『お気楽』なほうに焦点を当てていきたいと思います。

 ジャズミュージシャンによって作られたスタンダード曲が出てきたのは、1940年代の後半からだったようです。今、ジャズのスタンダードとして演奏されている曲の多くは、映画やミュージカルのために作られた音楽でした。

 例えば・・・・・・・・

◆今ではすっかりジャズの定番曲の♪二人でお茶を(Tea For Two)。
 ドリス・デイ主演の映画(1950年)でヒットしたことは有名ですが、もともとミュージカル劇「ノー・ノー・ナネット」(1925年)の挿入歌として作られたもの。

◆ラテン、スウィング、時にはロック調で演奏される♪サマータイムは、ガーシュイン作のオペラ「ポーギーとベス」より。

◆日曜洋画劇場のエンディングで流れていたあの壮大な曲♪So In Loveは、コール・ポーター作のミュージカル「キス・ミー・ケイト」より。

◆ビル・エバンスでお馴染みの♪You Must Believe In Springは、ミシェル・ルグラン作のミュージカル「ロシュフォールの恋人たち」。

◆今や定番中の定番曲でジャズミュージシャンによってさまざまに料理されている♪Days Of Wine And Rosesは、映画「酒とバラの日々」より。ヘンリー・マンシーニ作曲です。

 このように、現在スタンダードと言われている曲の多くは、原曲に魅了されたかつてのジャズミュージシャンたちによって、新たないのちを吹き込まれたのです。

 時代をさかのぼってオリジナルを聴いていると、その頃の時代のにおいがしてくるような気がします。映画やミュージカルが人々の娯楽として、また憧れとして生活に根付いていたのだなと感じます。

 好き!と思う気持ちってキラキラしていて素敵ですね。私たちも曲のもつ素晴らしさや、先人たちの熱い思いを大切にこれからも演奏していきたいと改めて思います。

 皆さまもぜひ当時の映画やオリジナル曲に触れてみてください。するとジャズミュージシャンがいかように料理しているかが見えてきて、もっともっと楽しく響いてくることうけあいです!

・・・その3につづく♪

みなさまこんにちは。

歌の正木麻衣子と、ピアノの梅田望実です。
私たちは関西のライブハウスで「トンボデュオ」として活動しております。

二人で演奏して行く中で気付いたことや感じたことを、
数回に分けてお話しさせて頂きます。
どうぞリラックスしてお付き合いくださいますと嬉しいです♪

ジャズが大好きな私たちですが、演奏する楽曲のジャンルは様々です。
ロックやクラシック、歌謡曲、民謡・・・ジャンルを問わず
大好きな曲に飛びついて、私たちなりのジャズを形にしたいと考えています。

堅苦しく言えば、コード進行やリズムなどアレンジの話になって来てしまうけど、
ともかく第一に、私たちの大切な曲を大事に紡ぎたい思いです。
デュオ名の由来も「トンボがお気に入りの棒に止まるように、
二人の好きな曲を演奏しましょう」ってコンセプトから付けてみました。

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最近のお気に入りは「朗読ライブ」です。
急に話が飛んじゃったみたいですが、朗読とピアノの即興で紡ぐステージは
やればやるほど、ジャズだなぁと感じるようになりました。
お話を頂いた時には、初めての試みにドキドキしましたが、
その奥深さに触れて、生みの苦しみさえも今ではすっかり楽しくなりました。

朗読と共に、八木重吉さんの詩「不思議」には、サックスプレイヤーまた
アレンジャーでもある宮哲之さんに作曲をして頂き、
「星の王子さま」ではミュージカル版の曲「あれはただの麦畑」に感激して
キツネさんに焦点をあてました。

『くにの まわりに せんを ひいたのは だれなんですか』

これは、アメリカの子供たちが書いた神様へのお手紙を絵本にした、
谷川俊太郎さん編「かみさまへのてがみ」からの一編です。

言葉の持つ力強さや優しさにピアノが即興で寄り添うのも、
私たちにはジャズに思えます。

中でも即興が色濃かった演目が「吾輩は猫である」でした。
哲学的でありながらも愛嬌いっぱい。
まさに猫の目のようにくるくると変わる「吾輩」の語り口には
ミュージシャンとしてそそられるものがいっぱい詰まっていました。

『みんなちがって みんないい』
金子みすずさんの言葉が大好きです。

ジャズをいろんな形で楽しみたい、そしてなにより、楽しんで頂きたい。

ぷうっと膨らんだ風船をひとつひとつ割って行くと、中から思いがけないサプライズが
飛び出して来るようで・・・まだまだたくさんの試みが待っていると思うとワクワクします。
先のミュージシャン達も、素敵な楽曲に出会っていろいろな試みをしました。
そのあたりを、次回のお気楽音楽トークにてお話ししたいなと思います。

・・・その2につづく♪

nagaimieko

 親友のボーカリストに無類の落語好きがいます。

最近は自分のライブより落語聞きに行くほうが多いかも?と、言っている程で、彼女の影響で、ここ数年私もちょこちょこ寄席に行くようになりました。

 テレビで見る落語と違って実際に間近で落語家さんの表情を見ながら聞いていると、その話しの中に引き込まれていき、情景が映画のように浮かんできます。

大笑いしたり、クスッと声に出ないぐらいの笑いを誘われたり(これがオシャレなんだなー)あるいは人情物の話しで涙ぐんだりと、落語ってこんなに素晴らしいものだったんだと改めて納得させられる今日この頃です。

 親友にも私にもそれぞれお目当ての話し家さんがいますが、その方の独演会でない場合がほとんどなので、一度行くと何人かの落語を聞くことができ、ここ数年で随分沢山の方のお話しを聞きました。

 私は全くの素人なのに、まだ入門間もない話し家さんの一席では「惜しいな~!今のオチ、もう少し間をあけたらより面白かったのに。」などと評論家みたいなことを言ったりして、、、(^^;)

(ここで落語風に拍子木を鳴らしたつもりで…)

 ある大きなホールで、夏休みに家族で楽しむ落語会があった時のお話です。

会場は少し大きすぎて、マイクも少しノイズがあったりして、聞こえ辛い状態でした。落語家さんも皆それを気にしてか、声を張り上げられるので、かえって耳にきつい環境だったのです。j

そこに大トリとして登場したのが桂三枝さん。何と、三枝さんは逆に声を引かれて少し小さめの音量で話し始められました。

すると不思議なもので、会場全体がその声を聞きに行くような、お客さんが皆、上半身を少し前にのり出すような雰囲気になり、会場が一気に三枝さんの世界になった気がしました。

 さすがー!の一言ですね。もちろん話そのものも引き込まれました。

 よく落語とジャズは似ているといわれますが、この瞬間などその言葉がピッタリでした。音量や抑揚で緩急をつけたり、そして何よりも   間!
言葉と言葉のあいだの数秒の違いで大爆笑になるところが滑ってしまったり、、

落語の世界では  間は魔  と言われるらしいですが、ジャズでも間はインプロビゼーションの要だと思います。アドリブで音符を弾くことよりも間(休符)を弾くことの方が難しいと思います。私などまだまだ勉強中ですわ~。

 そんなことを感じるから落語を面白く思うのかもしれません。

 落語家さんて平素はきっと真面目にお稽古されるんでしょうね。じゃないと、あのように人を笑わせられないでしょう。緻密な笑いの間というか、呼吸というか。その日の客席の雰囲気によっても微妙に違うでしょうしね。

 私も、もうすこし真面目にピアノに向かわなくては!

長井 美恵子

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日々、いろんな場所でお仕事をしていると、たくさんの方々に出会います。そして、たくさんの元気を頂きます。

数年前、淡路島の老人ホームへ演奏に行きました。「テナシーワルツ」や「リンゴの木の下で」など、皆様が懐かしそうに笑顔で聞いて下さって本当に嬉しかったことを覚えています。

演奏後、木下さんと言うおじいさまがお声をかけて下さって、今でも時々、お手紙の交流が続いています。

それに、貼り絵作りの趣味も持ってらして、お正月には干支を、夏には涼しげな金魚の作品などを送って下さいます。

今年もいよいよ暑くなり、木下さんから夏のお便りが届きました。丁寧に梱包された小包をほどくのは、年に2回のお楽しみです。

今回は「初めてのディズニーです」とのことで、ミッキーマウスが元気にサッカーをしています。(なでしこジャパン!おめでとうございます☆)

添えられたお手紙にはこう書いてありました。「正木さんも毎日ステージいそがしいと思いますが、ミッキーさんの絵のように、暑さにまけず元気でお仕事頑張ってくださいね」

もう・・・胸がいっぱいになってしまったのでした。

たくさんの幸せな出会いが、静かに私の中で宝物になっていきます。今、日本は大変な時です。それに、今年も暑い暑い夏がやって来ました。

皆様も、ミッキーさんのように元気にお過ごしください。みんなで一緒に、この時を乗り越えましょう。
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正木麻衣子

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先日のライブ中のお話です。

あるお客さまが突然ダンスをしながらゆっくりと私たちの方に近づいてこられたのです。

何が始まるのかしらとドキドキしていたら、そのお客さまは踊ったまま私たちの目の前を通過し、なんとそのまま洗面所へ入っていかれたのです。

しかも振り向きざまに手を振ってくださったりして。そしてまたダンスをしながら席へ帰っていかれたのです。

ムーンウォークまで披露してくださりました!

これにはまわりにいたお客さまもミュージシャンも大喜びで、とっても温かな空気が流れました。

お客さまから元気をいただいた瞬間でした。うれしかった!

梅田望実

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 今年も残すところ後わずかですね~。

 今年は、夏が暑すぎ長すぎで、つい最近も冬だというのにコートも着ずに外出できる程暖かかったりしたせいか、アッという間に一年が終わってしまいそう。と、言うか年々、一年が過ぎるのが早く感じるのは年のせいなのでしょうか?

 さて、12月のクリスマスシーズンは私達ミュージシャンにとっての一年で一番忙しい時期です。ライブハウスだけでなくホテルのパーティーやレストラン、イベントなどいたるところでクリスマスソングを演奏しています。

 そんなクリスマスシーズンの思い出で、もう何年も前のことですが今でも鮮明に覚えていることがあります。

 私がよくお世話になっているあるお店でのこと・・・普段通りにお店に着いたら、店中に小さなクリスマスツリーが沢山飾ってあり電飾がピカピカ光り、それは可愛らしい光景でした。「マスター、今年は偉い気合い入ってるやん!クリスマス終わったら一個頂戴!」なんて冗談言いながらライブが始まりました。

 何曲目だったか、曲は忘れもしない{On Green Dolphin Street}でした。私とベースのMさんとでご機嫌にイントロを始めた直後、ブチッ!!!と電気が一瞬にして消えてしまい店内が真っ暗闇に・・・停電?・・・いえいえ!ブレーカーが落ちたのです(-。-;)「そういや~、ちっちゃいツリーがいっぱい光ってたわっっっ。。。」

 そう思いながらも演奏をストップするのもまずいかな~、でもボーカルのKさんはマイクが切れてるから入れないからイントロをずっと繰り返すしかないし。そうしているうちにKさんが生声でスキャットのような、ハミングのような感じでイントロに乗っかって歌い出して、皆一丸となってこの危機に立ち向かってるやん!なんて思いつつも、一生イントロ続くのかなと不安に思いだした頃、やっと電気がついたのです。

 冷や汗かきましたが、後で皆で大爆笑しました。幸いな事にファーストステージで、お客様がそんなに多くなかったのでパニックにならずに済んだことと、真っ暗闇の時に新たなお客様が来なかったのが救われました。もしその最中に入ってきた人がいたらお化け屋敷かどっきりテレビかと思ったでしょうね。

 今年も一年演奏する中で、沢山の出会いと心が震える程興奮した瞬間、ライブハウス一体が演奏する側も聴く側も同時に盛り上がったり、笑いあえたりできました。

 来年もさらに頑張って毎回の演奏を楽しみたいです!
もっと上手くなりたい!沢山の人に聴いてもらいたい!私って欲深いわ~。。。

                   長井美恵子