撮影 甚田高穂

撮影 甚田高穂

 林家竹丸さんという落語家がいる。
 ちょっと不思議な「過去」の持ち主だ。
 公式プロフィールを抜き書きすると、こうなる。

 神戸大学経済学部卒。平成18年なにわ芸術祭新人奨励賞。入門前の6年間、NHK記者として徳島、大阪でニュース取材に携わった異色の経歴を持つ。モットーは、「遅咲きでもきれいな花を咲かせます!」。

 落語家というのは、まだ少年の頃に志を抱き、師匠の門を叩いて住み込み修行を始めるものだと、勝手に思っていたが、そんなことはないようだ。竹丸さんのように、入門前に違う職業を経験した方は他にもいらっしゃる。だから、彼が異色なのかどうか、私にはよくわからない。

 けれども、竹丸さんにお会いする場所は異色だと思う。私達はジャズスポットでよく出会うのだ。
 神戸のライブハウスや大阪のジャズバーに行くと、テーブルの端っこに腰をかけている竹丸さんを見つけることができる。服装も着物ではなく、GパンとTシャツが多い。私を見つけて、「あ、どうも」と、あげてくださるその手に扇子が握られていることもない。当たり前か・・・。
 それなのに、私はいつも思う。「まるで落語家みたい」と。
 そして、よせばいいのに、つい言ってしまう。「竹丸さんて、まるで落語家みたいね」
 竹丸さんは困ったように笑い、「そやから、落語家やぁ、言うてますがな」と、答えてくださる。

 失礼な女だと思われているだろうが、私はひたすら感心しているだけなのだ。ライブハウスにいても、バーのカウンターにいても、落語家であることは、すごいことだ。きっと、彼はいつもいつも落語と共に生きているから、どこにいても、「落語家みたい」なのだ。私は「エッセイストみたい」と、言われたことなど一度もない。「違う星から来たんちゃうの」とか「ひょっとして眼鏡屋さん?」と、言われたりはするのに。

 ところが、先日、竹丸さんの落語を聞きに行ったとき、実に不思議な体験をした。着物に身を包み、高座で観衆を沸かす竹丸さんを見て、いつものように「落語家みたい」と、思わなかったのだ。もちろん、ちゃんと落語家であるとわかってはいた。噺も面白かった。それなのに、私は「ジャズマンみたい」と、言いたくてたまらなかった。
 「私、どうかしてるのかなぁ、落語家とジャズマンが重なるの」と、隣の席に座っていた落語の戯作者の彦さんに打ち明けると、彦さんは驚きもせずに、「そらぁ、落語はジャズに似てるて、聞きましたよ」と、答えるではないか。今度は私が「へぇ、そうなの?」と、驚く番だった。
 彦さんは続けた。「はい。聞いた話ですけど、ジャズにはアドリブがあるでしょ。もちろん、落語にも元ネタはあるけど、その時のお客さんの雰囲気や、世相を読み取って演者がその都度変えますから・・・」。
 つまり、ジャズには決められたメロディがあるものの、コードさえ守れば、その中でアドリブを加え、自由自在に演奏することが許されているというのである。落語も同じで、一定の筋書きはあっても、落語家がお客様の反応や世相を反映させて、変化させる。コチコチに凝り固まったものではないのだ。
 彦さんの言葉をかりれば、、「落語もスゥイングですわあ」と、なる。
 なるほど、そうだったのか。
 落語とジャズは似ているのだ。
 だったら、ジャズクラブにいる竹丸さんを落語家みたいと思い、高座にいる竹丸さんをジャズマンみたいと思っても、不思議はない。
 ほっとした私は、安心して、「立候補」という演目を熱演する竹丸さんに目を移した。と、同時に、頭の中をソニー・ロリンズの演奏で名高い「セント・トーマス」のサウンドが鳴り響いた。高座で?ジャズのナンバー?と、思われるかもしれないが、竹丸さんは出ばやしに時々セント・トーマスを使うのだ。ジャズファンの彼らしい選択だ。
 どこにいても落語家の竹丸さんは、どこにいてもジャズのナンバーを響かせる人でもあるらしい。
 やはり、彼は異色だ。もしかしたら、彼こそが異星人かもしれない。 

撮影 甚田高穂

撮影 甚田高穂

「神戸ジャズ」のシンボル小曽根実さんが自己のクインテットを率いて加古川ウエルネスパーク内にある「アラベスクホール」でジャズコンサートを開きます。
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11月3日(火、祝)のこの日は、小曽根実さんの金婚式で、題して「KIN KON KAN(金婚冠)コンサート。

楽しいコンサートになりますよ。

メンバーは、小曽根実さんのピアノに、トロンボーン 井手正雄、クラリネット 滝川雅弘、ベース 魚谷のぶまさ、ドラムス 上場正俊の各氏で、ゲストは女性ボーカルの古田てるみさんです。

 時間は、14:00 開場、14:30 開演で、全席指定、入場料は、前売り2,500円、当日 3,000円です。

 お問い合わせは、加古川ウエルネスパーク 電話 079-433-1100 まで。

JR加古川駅  9:10- ウエルネスパーク  9:31
       11:40-           12:01
       13:40-           14:01
 JR宝殿駅  10:10-   ウエルネスパーク  10:24
       12:20-           12:34

nakamura_n中村尚美

ベース ピッコロベース

9月25日生まれ

岡山県笠岡市出身

<演奏歴>

12歳から弾いてます。長いと思います。ジャズベースは上山崎初美氏に師事しました。

<目指しているスタイル>
色んな音楽をやっていきたいので、その時々、場面でナチュラルに反応できるプレイヤーになりたいです。

<主な演奏場所>
関西を中心に活動しています。

<過去に共演した人>
北村英治さん、ジミースミスさん、鍋島直昶さん、小曽根真さん、小曽根実さん、大井貴司さん、中西俊博さん、竹下清志さん、近秀樹さん、谷川賢作さん、生田さち子さん、パトリックヌジェさん、ピエール・バルーさん、金子晴美さん、古閑みゆきさん、越智順子さん、滝川雅弘さん、谷口英治さん、続木力さん、松田美緒さん

CD
Poor Buttrfly(滝川雅弘カルテット)
Cafe Manouche Nouvelle Edition(Cafe Manouche)
DECARAJUE(Cafe Manouche)
うさぎのラビット(中村尚美)
Chanson de manouche(ZaZa avec CafeManouche)
Mon ChouChou(ZaZa avec CafeManouche )
Time Blue (Chanachie) 、SEGA SONIC the World Adventure サントラCD

weblog: http://bass703.exblog.jp/

sjc(クリックで拡大)

10月4日に行われる「第2回スイング・ジャズ・クルーズin神戸ハーバーランド」をPRするためのプレライブが、9月13日から神戸市内の3カ所で行われる。

13日は正午から午後5時まで、風見鶏の館前の北野町広場で、関西大や立命大などの学生バンドが出演して開催。19日は同じく正午から午後5時で、ハーバーランド内の3会場を中山雄貴グループらが少人数編成の“コンボジャズ”で巡る。21日は午後1時から5時まで、三宮のネスカフェカフェ三宮店前で、出演は大手前大や阪大の学生バンドら。なお、19日と21日は、現在開催中の神戸ファッションウィークの一環として行われる。

大学生の手によって神戸とジャズの魅力を伝えようと、昨年スタートした「スイング・ジャズ・クルーズin神戸ハーバーランド」。今年は「ジャズとアート」をテーマに、イベント前日の3日には、モザイクで「前夜祭」も開催される。

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私は教えることも好きです。
生徒さんが、どんどん表現の幅が広がり、
声がのびやかになって、何より「歌うことが楽しくなった☆」
って言ってくれるのがすっごく嬉しくって!!!

でも、教わることも大好きです。
通っている教室には、レッスン日に限らず
ついつい足が向いてしまいます♪

ある日、「ちょっといらっしゃい」と言われて
生ピアノのお部屋へ。

ピアノの前に座られたのは、北野タダオ先生です。

「曲を書いたので、歌詞を付けてね」
北野先生自ら、弾いて聞かせて下さいました。

私はただただ嬉しくて、うっとりしながら聞いていましたが。。。
ふと我に返ると・・・

「これは大変なことになった!!!」

北野先生がどんなに努力を積まれてこられたか
どんなに音楽を愛してらっしゃるか。。。沢山の方々から
その歴史をいっぱい聞いてきました。
それに、先生の姿を見ていると、言葉が無くても
ひたむきな姿勢がたっぷりと伝わるんです。
とってもあたたかくて、心から尊敬する音楽家です。

そもそも・・・
英語詞を付けるってこと、私、初めてです。

私で良いのでしょうか? 先生?

・・・って、今さら言えない。

でも、慌てたくない。
先生のメロディーに、精一杯のかわいい歌詞を乗せてみたい。

すると、不思議なことが起こりました。
先生のピアノを聞いていると、自然に場面が浮かんで来たんです。
おおまかな歌詞を書いて。。。
それからの推敲には、さすがに時間が掛かりましたが、
ようやく一曲出来上がりました。
ステキな機会を頂けたことに、心から感謝して書きました。

   ◇   ◇

なんてこと聞くのよ。
そうよ、私、一人なのよ。
あんなに愛してくれたのに、私、甘えるばかりで
つれなくしちゃった。
そしたら、彼は去って行ってしまったの。

彼の作ったメロディーに、私が言葉を寄せて歌ったりね、
そんなこともあったのよ。
ステキなシチュエーションでダンスしたりして・・・
あの時、確かに私達は王子様とお姫様みたいだったの。

・・・でもね、今は一人。
あの日のメロディーが今でも心で鳴り続けてる。
こんなありさまで、星が輝くのすら見えないわ。

ねぇ、誰か、彼が帰って来てくれる魔法の言葉を
知らないかしら?

   ◇   ◇

『Who knows the spell to get him back』

ずっと大切に歌いたいです。
そして、出来ることなら、たくさんの方々にも演奏して、
頂けると。。。嬉しいな♪

んでもって。。。
あと。。。5曲お預かりしてるんです。。。

どの曲も、あたたかいメロディーの素晴らしい作品です。

丁寧に向き合いながら書きたいです。
楽しみにいていて下さいね♪

正木麻衣子

プロフィール