ジャズのライブで知られる神戸の老舗レストラン「SONE(ソネ)」のオーナーで、多くの演奏家らを育てた曽根桂子(そね・けいこ)さんが26日午前1時22分、急性脳腫脹(しゅちょう)のため香川県土庄町の病院で死去した。83歳。神戸市出身。葬儀は家族で行う。後日、お別れの会を予定している。

 戦後、神戸・北野坂で旅館を営み、常連となったクレージーキャッツら芸能人と交流。その建物で1969年、SONEを開業した。北村英治さんら一流のジャズミュージシャンを招くとともに若手にも活躍の場を提供し、店は神戸のジャズ文化の拠点となった。

 修学旅行生の受け入れなどで、2006年神戸市文化活動功労賞を受賞。11月に公開される映画「ふたたび」のロケにも協力し、旧知の渡辺貞夫さんがSONEのオーナー役で出演している。

 今月23日、香川・小豆島にある別荘の階段で転倒、後頭部を打って入院していた。

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2010/08/28 神戸新聞

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石田 ヒロキ

■演奏楽器 ピアノ・キーボード

■生年月日 1982年6月12日

■プロフィール
16才より、北野タダオ & Arrow Jazz Orchestra のリーダー(当時)
北野タダオ氏にジャズピアノなど、音楽全般を師事
大阪音楽大学短期大学部ジャズコース卒 同短期大学部専攻科修了
自身のバンド、石田ヒロキ & Friends で『第23回 浅草ジャズコンテスト』をはじめ、様々なコンテストでグランプリを受賞
その後、日野皓正氏、阿川泰子氏、寺井尚子氏、古谷充氏、坂本スミ子氏
大西ユカリ氏、岩崎宏美氏、西城秀樹氏、布施明氏 など、トップアーティストと多数共演
現在は、自身のバンド、石田ヒロキ & Friends をはじめ
老舗ビッグバンド、Arrow Jazz Orchestra
Mitsuru Kobayashi x SOLID☆LOVE
大西ユカリ サポートバンド
女道楽師、三味線奏者などの、内海英華氏が率いる『粋~てすとさうんど』など、様々なバンドに参加
また、タッキー816 みのおエフエムのパーソナリティーとしても長年に渡り活躍中。

■主な演奏場所 Live Spot Arrow SONE 萬屋宗兵衛 等

■CD
石田 ヒロキ & Friends 「Good Luck!!」(2002)
石田 ヒロキ & Friends 「Isn’t」(2006)
アロージャズオーケストラ 「J.J-Standard」(2010)
など多数。

■HP
http://www3.to/hirokiishida

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街のいたるところにジャズが流れ、色んなジャズイベントが開かれ、そして皆がジャズを楽しむ神戸ならではのプログラムのご紹介です。

中高生、大学生がプロのミュージシャンの指導による「ビッグバンドワークショップ」と音楽業界のスタッフの指導によって演奏者を支える舞台裏の仕事を体験する「バックステージワークショップ」この2つの活動を行い、その集大成として大ホールコンサートを作り上げるプログラムです。

2005年にスタートし、今年は7月23日に既にワークショップはスタートしています。

集大成であるコンサートは、10月2日(土) 神戸文化ホールで14:30開演です。
14:40~17:20はビッグバンドワークショップに参加した学生ジャズビッグバンドによる第1部です。
第2部は、ベースの清水興氏とドラムの東原力哉氏をフィーチャーした「KOBE JAZZ Special BIG BAND」です。

前売り券は、一般3,000円、小中高生2,000円です。

なお、コンサートチケットを購入した方は、前日10月1日(金)の仕込みおよびリハーサルを見学していただくことが可能です。

お問い合わせは、「神戸 JAZZ 運営事務局」電話078-303-6333です。

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色川武大の小説は、直木賞受賞作『離婚』が文庫に入った時、読んで、以後強く惹かれるようになった。立川談志師が落語の魅力について語る時に使う〝人間の業の肯定〟の小説版ともいうべき深い精神が、そろそろ〝若者〟ではなくなりかけていた僕の心の奥深いところに届き、それが心の中の何かを揺り動かしたのだ。文庫で出ているものはすべて読んだ。ずっと前に雑誌『話の特集』に連載されていたのを部分的に読んで、そのちょっと危うい精神のありように頭をくらくらさせられていた『怪しい来客簿』も、この人の作品だとわかって、ますます氏の世界にのめり込んで行った。小説以外に『なつかしい芸人たち』のような一風変わった笑芸人についての本もあって、これにも僕は強い影響を受けた。

氏はこれまで様々なペンネームを使い分けて、様々なジャンルの小説を書いてきており、その中のひとつに阿佐田哲也がある…ということは知識として知っていた。テレビの『11PM』などに出演して麻雀を打つ姿も見ていた。一応、並べ方くらいは教えてもらってやったことはあるが、基本的にギャンブルはしない僕のこと、いくら色川武大の小説にのめり込んだとは言え、阿佐田名義の『麻雀放浪記』などは、僕には必要ないものだと思い込んでいた。ところが、ギャンブルと本好きの友人が「そんなことない。お前が読んでも絶対面白い」という。『麻雀放浪記』は麻雀の牌の図柄がいきなり文章の中に挿入されるような小説だ。「そんなことあるのだろうか」と半信半疑で読み始め、こちらの魅力にも取り付かれた。そして阿佐田名義の文庫本もすべて買い求めむさぼり読んだ。和田誠監督による映画にも胸ときめかされた。

それに前後してミュージックマガジン社から『レコード・コレクターズ』という雑誌が創刊される。現在、僕はこの雑誌に毎号原稿を書かせて戴いているのだが、それはもっとずっとあとになってからのこと。創刊当時、この雑誌には今と違ってジャズや古いポピュラーミュージックに関する記事が主だって掲載されていて、創刊号から色川武大が「命から二番目に大事な歌」というエッセイを連載していた。これが素晴らしかった。

「うんと小さい頃から街の中の雑物に馴染んでしまった」という氏には「物心ついて流行歌とジャズがいきなり頭にはいってきた」という。映画と小劇場と、レヴュウ、戦争が始まり英米映画が禁止になった頃、古レコード屋の店の端の方に積み重ねられ十銭均一で売られていたレコードなどで氏が覚えて好きになったというジャズソングの数々は、広義な意味でのジャズであって、正確にはポピュラーソングと言った方がいいのかもしれない。でも、戦後しばらくの間もそれらはジャズソングと呼ばれていたし、そのことがジャズという音楽の本質を結構的確に言い表しているように思える。

映画『トップハット』の中でフレッド・アステアが歌った「イズント・ジス・ア・ラヴリィ・デイ」やウオルター・ドナルドスンが書いた「イエス・サー・ザッツ・マイ・べビィ」、ジェローム・カーンの「フゥ」など、当時のレコードに〝ジャズ小唄〟という標題が付いていたという軽くて甘いいい唄について、氏が愛を込めて書いた文章はこれまた素晴らしく、その曲を知らなくてもその曲が書かれた背景、そして氏がどのようにしてその曲と出会ったかなどについての文章を繰り返し読んでいると、その小粋で洒落たジャズソングを聴いている気分になる。

「くだらなくて、安手で、下品に甘くて、この三つの要素が見事に結晶していて、出来上がったものは下品であるどころかドヤ街で思いがけず柔らかいベッドに沈んだような、うーんと唸ってちょっとはしゃぎたいような気分にさせてくれる」

音楽について語る難しさは僕もいつも仕事の中で痛感しているが、こんなふうに好きなジャズソングのことについて語れるというのは、なんと素敵なことだろうと思う。音楽について語るならこんなふうに語りたい。

氏は1989年、岩手県の一関市(〝ベイシー〟という素晴らしいジャズ喫茶がある)に引っ越して10日目に心臓破裂のため60歳の若さで亡くなってしまったため、あの洒脱なジャズソングについての文章は読めなくなってしまった。

件の連載は『唄えば天国、ジャズソング』のタイトルで単行本化されたあと、ちくま文庫にも入ったが絶版になっているようだ。ちくま文庫では現在、絶版になった本のリクエスト復刊を企画している。お読みになったことのない方はぜひリクエストをして、この珠玉のジャズエッセイを読んでいただきたい。

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ここ数回の桂南光さんがMCをしてアルトサックスの河田健さんのクインテットにゲストを迎える「ほのぼのジャズ倶楽部」を聴いています。既に12年目に入ったライブだそうです。
桂南光さんは言わずと知れた人気絶頂の噺家さんですが、反応がすごくいいんです。お客とのやり取りが絶妙。そんなところはアドリブを重要視するジャズと似ているかもしれませんね。
そして、ジャズ大好き人間。噺家になって間もないころ、出番の待ち時間にジャズ喫茶に入りびたっていたそうです。
時として演奏する曲の入ったCDを持ってきたり、曲のエピソードを紹介したりしてくれます。
バンドリーダーの河田健さんは、アロージャズオーケストラのリードアルト奏者ですが、関西のジャズクラブでのライブ活動を積極的に行っています。とにかく綺麗な音を出してくれるんです。日本を代表するアルトサックス奏者と言ってもいいと思います。

今回は、神戸のライブハウス「チキンジョージ」の30周年記念ライブで、ロックとソウルの石田長生をゲストに迎えます。
メンバーは、抒情的なアルトサックスの河田健にピアノ 石川武司、ベース 宮野友巴、ドラムス 澤雅一、ヴォーカル 正木麻衣子にギターとヴォーカルの石田長生が加わります。
9月12日(日) 16:00開場、17:00開演で前売料金は3,500円、お問い合わせはチキンジョージ 078-332-0146まで。

(ジャズの街~神戸 安田英俊記)

8月29日(日)13時から16時まで、兵庫県公館で「第2回おやじジャズバンドコンテストin神戸」が開かれます。観覧無料、当日お越しください!

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今年で26年目となります中学生、高校生のビッグバンドの祭典「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL」が、8月21日(土)と22日(日)に神戸文化ホールで開催されます。
21日(土)は中学生の部で11:30開演、兵庫県の5校を始め、愛知県、大阪府、和歌山県から計12校が参加。
ゲストバンドは、谷口知巳&神戸コンテンポラリージャズオーケストラに昨年度の高校の部優秀校の高砂高等学校です。
22日(日)は高校の部で11:00開演。東の山梨県、茨城県、東京都から西の広島県、山口県まで28校が参加し、今回から大ホールと中ホールの二か所に分けて演奏が行われます。ゲストは野々村明&グローバルジャズオーケストラです。
日頃の練習の積み重ねに、夏休みの特訓が加わり、毎年熱演が繰り広げられます。
チケットは、2日通し券1,500円、1日券1,000円で中高生は500円です。
お問い合わせは、神戸市民文化振興財団 078-351-3597まで。

なお、このイベントは、「ジャズの街~神戸」の「神戸ジャズイベント 年間カレンダー」にも掲載しております。

また8月8日にはこれにさきがけて恒例のスチューデントジャズフェスティバルプレコンサートが、神戸ハーバーランドのスペースシアターで開かれます。無料!

JR神戸駅南側
スペースシアター
8月8日11時~15時