京都、大阪、神戸と関西一円で活躍しているヴォーカリスト 中川さつきさんの初めてのCDを紹介します。
 変わる、とかBreak Throughなんて時は、ちょっとした契機があるんでしょうね。2011年5月に神戸で開かれた第12回神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテストで富士通テン賞に輝いた中川さつきさんも、このコンテストがその契機だったのかな、と思います。
 それまでも、心地よいスイングするジャズを聴かせてくれていたのですが、緩急、強弱、硬軟が出てきたような。
 そして初めてのCDを出してくれました。題して 「Live In Unity」。「共に生きる」という意味でしょうか。サポートしているのは、安次嶺悟さんのピアノに、須崎健二さんのベース、東敏之さんのドラムにテナーサックスとソプラノサックスの里村稔さんです。時に寄り添い、時に鼓舞し、時に同化した「共に生きる」演奏をしてくれています。
 

中川さつきさんのCD「Live In Unity」

中川さつきさんのCD「Live In Unity」

 一曲目は、D. Gillespieの作曲でA. Blakey の演奏でも有名な「Night In Tunisia」。
 エキゾチックなリズムに乗った出だしで4ビートに変わり、スキャットを存分に聴かせてくれ、これぞジャズという感じで始まります。二曲目は一転、F. Hubbard の「Up Jumped Spring」をワルツのリズムで軽やかに唄ってくれます。そして、ディズニー映画「おしゃれキャット」の挿入歌「Everybody Wants To Be A Cat」。恥ずかしながら初めて聴きましたが、ちょっとキュートに唄ってくれています。里村さんのソプラノが軽快に演ってくれていて思わず体を揺すってしまいます。こんな小唄は中川さんにぴったり、と思っています。そして「Night And Day」「I’ve Got Just About Everything」
 「Over The Rainbow」「縁は異なもの」等などとジャズのスタンダードを軽やかに、あるいはアップテンポで唄い上げてくれて、B. Ighner の「Every Must Change」をしっとりと歌い上げてくれます。人に語りかけているのかな、自分に問いかけているのかな、そんなことを感じさせてくれます。最後は、古い曲ですが N.K.Coleが唄っていた「Sweet Lorraine」で心地よく締めくくってくれます。

 ジャズっていいな。そんな感じを抱かせてくれるアルバムに仕上がっています。

 CDを希望される方は、Amazon で手に入るそうですが、一番いいのは、中川さつきさんのライブに行ったら用意してくれているはずです。
 http://satsukingooo.main.jp/

(ジャズの街~神戸 安田英俊)

NEWS&TOPICS

3 件のコメントがあります 『中川さつきさんのCD「Live In Unity」のご紹介』へのコメント

  1. 井出晋平 より:

    (コメント欄では)初めまして。

    この5月にこのサイトを知り、楽しく見せていただいております。

    先先週は湊川公園で新開地音楽祭のジャズステージを聞きました。

    中川さんのライブもまた行ってみたいですね。

  2. 安田英俊 より:

    このサイトの運営をしている安田です。
    中川さん、良いでしょう。彼女のライブも面白いですね。
    神戸でのライブも多いので、出日、このサイトでチェックしてみてください。