神戸新聞
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兵庫おでかけ情報 食べ歩き 郷土の味

2009年12月16日掲載

地元食材使って健康な食提案 小野市 二八そば

「ぷらっときすみの」(小野市)

テンポよくそばを切る藤井力雄さん=いずれも小野市下来住町、「ぷらっときすみの」

テンポよくそばを切る藤井力雄さん=いずれも小野市下来住町、「ぷらっときすみの」

竹に盛られたそば。地元のそば粉を使ったクッキーやまんじゅうも並ぶ

竹に盛られたそば。地元のそば粉を使ったクッキーやまんじゅうも並ぶ

 「トントントン」と店の厨房(ちゅうぼう)から、そばを包丁で切る規則正しい音が聞こえる。JR加古川線小野町駅舎には、住民が運営するそば店がある。

 細めに切った八寸(約24センチ)ほどのめんは「こしがある」と評判で、地元産のそば粉8割、小麦粉2割の「二八そば」。コンブやカツオが効いた特製だしで食べると、そば特有の強い香りが広がった。

 「原点はできるだけ地元の食材を使い、地域の人たちが健康になる食事を提供すること」。運営するNPO法人ぷらっときすみの理事で、来年1月から理事長になる藤井力雄さん(62)は力を込める。

 JR加古川線電化に伴う駅舎改築に合わせ、きすみの地区営農組合加工グループが中心になり、2004年12月にオープン。運営する住民らは定年退職した男性や主婦ら素人ばかりだったが、そば打ち修業などで腕を磨き、年間4万人以上が足を運ぶ店に成長させた。
 そばだけでなく、主婦らの技術を生かした人気商品が「巻きずし」。こちらも地元のゴボウやニンジンなど7種類の具材を使い、1日200本近く売れる。そば粉で作ったクッキー、まんじゅうなど新商品も開発し、一部は市の「小野うまいもんブランド」に認証された。「今後はお年寄りの食卓を支える総菜作りを手がけたい」。藤井さんらの思いは広がる。(金井恒幸)
メモ
 ぷらっときすみの
 小野市下来住町484の2、JR小野町駅舎内。ざるそば550円、かけそば550円、にしんそば800円。巻きずし380円など。水曜定休。8〜16時(売り切れ次第終了)。TEL0794・62・5116
         ◆
 小野市内のソバの生産は、下来住、来住町がほとんど。市によると、2009年は農家約200戸が約12.8ヘクタールで栽培。地元の来住小学校も、きすみの地区営農組合に借りた休耕田で栽培し、手打ちにして毎年味わっている。周辺の観光情報などは小野市観光協会TEL0794・63・1000

※この記事は過去に神戸新聞に掲載されたものです。
内容については変更になっている場合がありますので、おでかけの際はあらかじめご確認ください。

地元食材使って健康な食提案 小野市 二八そば(2009-12-16)