2009年11月5日掲載
インド仏教様式の大寺院 本願寺神戸別院
神戸市中央区下山手通
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ライトアップされ、幻想的な本願寺神戸別院=神戸市中央区下山手通8 |
神戸・元町の夜。異国情緒あふれる「モダン寺」が、鮮やかなオレンジ色の光に照らされる。阪神・淡路大震災の起きた1995年、被災者を励まそうと始まったライトアップ。世界の仏教文化を取り込んだ意匠が輝きを増す。親鸞のブロンズ像やステンドグラスの飾り窓も目を引く。
前身の善福寺は、親鸞の「他力本願」の教えを門徒が聞く道場だったが、1917(大正6)年、木造本殿が焼失。30(昭和5年)年、鉄筋コンクリート5階建て、国内初のインド仏教様式の大寺院として再建された。
国家神道が保護される時代だった。「衰退する仏教を残すため、宗派を超えた建物を」。初代住職の大谷尊由が熱い思いを胸に、インドで感銘を受けた建物をモデルにした。設計にはシルクロードを日本人として初探検した兄の光瑞も参加した。
同院副輪番の尾井秀瑛さんは「時代に先んじた建物で、当時は相当な覚悟が必要だったはず」と話す。
本尊を安置する内陣は国際色豊かだ。宮殿(くうでん)の屋根は仏教の聖地、インド・ブッダガヤの大塔を模し黄金に輝く。左右の厨(ず)子(し)もミャンマーの塔や王宮をイメージした。随所に「仏の使い」とされる象が配されている。
阪神・淡路大震災時は改築中だったが、激震に耐え、その年の9月に完成した。ライトアップは「停電による暗闇の恐怖感を和らげることができれば」と始めた。
2003年からは、震災の追悼法要に合わせて「いのちを考える研修会」を開き、作家の養老孟司さんらを招いた。自らも被災した尾井さんは「震災の記憶を風化させたくない」と力を込める。「市民に開かれた寺として、これからも命の大切さを伝えていきたい」(井川朋宏)
前身の善福寺は、親鸞の「他力本願」の教えを門徒が聞く道場だったが、1917(大正6)年、木造本殿が焼失。30(昭和5年)年、鉄筋コンクリート5階建て、国内初のインド仏教様式の大寺院として再建された。
国家神道が保護される時代だった。「衰退する仏教を残すため、宗派を超えた建物を」。初代住職の大谷尊由が熱い思いを胸に、インドで感銘を受けた建物をモデルにした。設計にはシルクロードを日本人として初探検した兄の光瑞も参加した。
同院副輪番の尾井秀瑛さんは「時代に先んじた建物で、当時は相当な覚悟が必要だったはず」と話す。
本尊を安置する内陣は国際色豊かだ。宮殿(くうでん)の屋根は仏教の聖地、インド・ブッダガヤの大塔を模し黄金に輝く。左右の厨(ず)子(し)もミャンマーの塔や王宮をイメージした。随所に「仏の使い」とされる象が配されている。
阪神・淡路大震災時は改築中だったが、激震に耐え、その年の9月に完成した。ライトアップは「停電による暗闇の恐怖感を和らげることができれば」と始めた。
2003年からは、震災の追悼法要に合わせて「いのちを考える研修会」を開き、作家の養老孟司さんらを招いた。自らも被災した尾井さんは「震災の記憶を風化させたくない」と力を込める。「市民に開かれた寺として、これからも命の大切さを伝えていきたい」(井川朋宏)

★本願寺神戸別院TEL078・341・5949
<アクセス>神戸高速花隈駅から徒歩約1分。西元町駅から約3分
※この記事は過去に神戸新聞に掲載されたものです。
内容については変更になっている場合がありますので、おでかけの際はあらかじめご確認ください。
インド仏教様式の大寺院 本願寺神戸別院(2009-11-05)











