• ようこそ  ゲストさん

エンタメ・カルチャー

張り切りエロス

「舟唄ビューティー」 八代亜紀著



 破壊力ある表紙。勢いだけで付けたようなタイトル。わー、目が合っちゃった。買っちゃった。その名も「舟唄ビューティー」。

 57歳の八代亜紀が、「舟唄」発売当時、28年前の美しさを取り戻す「美容書初ドキュメンタリーブック」(←このキャッチも変)。ゴッドハンドのエステを受け、ハリウッドメークを施され、雌豹のようなグラビアを披露している。

 これ、誰に向けられた本だろう。彼女と同世代の女性? 八代ファンのおじさん? 若い女性? 誰かに伝える風を装って、実は自分の美しさを残したいだけの本なのでは。ま、それも結構。最近売れてるタレント本は、やたら他人の幸せを切に願っていて、器の小さい私には共感できなかった。

 それに比べてこの本はもう、マイソングフォーミー、って感じ。乳、出せるだけ出しといたろーって思いの余り、ニプレスまで見えかねないその八代亜紀の盛り上がりっぷりに人間臭さを感じて、いとしい。

 (アスコム 1600円+税)アリー・マントワネット筆